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症例紹介

カテゴリー:

審美治療

亀裂の入った歯への破折予防策としてのセラミックオーバーレイ

年齢・性別 40代・女性
通院回数 3回
治療内容 セラミックオーバーレイ
費用 125000円
メリット 古い金属の長期使用によりできたと思われる歯の亀裂。
このままでは亀裂が深くなり、歯が真っ二つに割れてしまいます。
今回は破折の予防処置として、亀裂の深さや幅を考慮して残せる歯質はそのままに微細な亀裂は開かぬよう歯質接着剤を流し込み、被せ物を乗せるようま形で接着修復をしております。
歯の破折リスクを抑え長期にわたって歯を保存できるよう処置しました。
デメリット 健康な歯質をなるべく削らずに古い詰め物の除去を行うため、拡大視野で慎重に進めていく必要があります。そのため、1-2時間と長時間の診療となります。
噛み合わせが極端に強い場合はセラミックが破折する場合もございます。

治療詳細

  • 金属、太い亀裂箇所の除去

    金属を除去すると、亀裂の入り方が見えてきます。
    できるだけ歯を温存できるよう、亀裂が開いてしまっている箇所は削除を行っています。

  • 亀裂へ接着剤の流し込み

    亀裂が開かぬよう、接着剤を流し込み穴となっている箇所を埋めています。
    歯質の厚い部分は噛む面と平行に形作ることによって噛んだ際に起こるストレスを軽減できるよう設定しました。

  • トップレベルの技工士が作成するセラミック

    当院では世界でも活躍する技工士さんにセラミックの作成を依頼しております。
    製作に時間がかかるため、最低でも2週間と期間をいただいておりますが形態、色調と違和感のないものに仕上がります。

  • 修復物と歯との境目は歯茎より離した箇所

    矢印のラインが修復物と歯の境目です。
    セラミックということもあり、歯の色にセラミックの色調を近づけることが可能であるため、
    歯との境界線は歯茎付近に設ける必要はありません。
    従来のような歯茎付近に境界線を設定した場合、歯を多く失うだけでなく、清掃性も悪くなってしまいます。
    そのため、セラミックオーバーレイでは歯を最大限に残すことはもちろん、清掃性も考慮した境界線の設定をしております。