カテゴリー:
ダイレクトボンディング
隙っ歯を削らず埋めるダイレクトボンディング治療


症状 | 前歯の幅が日本人男性の平均値より約2mm程狭く、正中、左右の3箇所に間隙が生じていました。 |
---|---|
年齢・性別 | 10代・男性 |
通院回数 | 1回 |
治療内容 | ダイレクトボンディング(歯間閉鎖) |
費用 | 60000円 x 3箇所 |
メリット | 歯を保存的にかつ審美的に改善を行うため、本来の歯はそのままに不足している箇所を補うように無切削でダイレクトボンディングを行いました。 ダイレクトボンディング治療の特性上、治療方針を決定後、即日で修復を行なっております。 |
デメリット | ダイレクトボンディングは接着技術、形態付与、色調合わせと術者の技量によって仕上がりが異なります。 |
治療詳細
-
3箇所に隙間が存在します。
矢印の示す箇所の隙間を閉鎖したいとのことでした。
歯の幅を計測すると、日本人男性の平均値よりも2mm程小さいことがわかりましたので
不足している分をコンポジットレジンで足していく(ダイレクトボンディング)こととしました。
-
ラバーダムとプラーク染め出し液による確認
ダイレクトボンディングの長期予後を左右する因子の一つとして接着があげられます。
接着を高めるためには、湿度が高く唾液や浸出液に晒される可能性の高い劣悪な口腔内環境ではいかに優れた接着剤であっても、しっかり接着することはできません。そのため、ラバーダム防湿を行い治療を行う歯のみをだすことによって口腔内の環境に左右されることなく接着処理を行うことができます。
また、歯に付着しているプラーク(歯垢)や着色を専用の染め出し液を使用し可視化したのちに徹底的に除去します。
-
特殊な器具を使い充填
隙間を埋めるといってもただ単に埋めるのではなく、それぞれの歯としての機能を付与していく必要があります。歯と歯は適度な点接触を持って隣接しています。この接触の強さ加減や位置が歯と歯の間に食物を詰まりにくくします。
-
ダイレクトボンディング後
前歯のダイレクトボンディング治療により、歯間空隙の閉鎖ができています。
形態や色調もしっかりと合わせることにより自然で機能的な歯となっていることがわかります。