アメリカの歯科材料メーカー様より感謝状をいただきました。
アメリカの歯科材料メーカーであるRibbond社より感謝状をいただきました。
Ribbond社はRibbondというファイバー線維状の補強材を開発、製造しているメーカーで本社はアメリカにあります。
主にダイレクトボンディングの際に用いられる材料ですが、
この材料を組み込むことで大きなむし歯を除去した後にできる大きな穴への修復の際に長期的な予後を保証する報告が
近年、多くの論文で紹介されています。
残念ながら日本ではまだその概念が定着しておらず、治療に組み込んでいる先生もまだまだ少ない印象です。
そこで、東北大学の河阪先生、仙台でご開業されている柿内先生と3人で
この材料を使用した効果的なダイレクトボンディングの方法を多くの論文や海外で実際に行われている治療方法から
我々の理論に合うものを導き出し、日本でこの素晴らしい治療方法が広まるよう全国各地で勉強会を開いてまいりました。
そしてこの度、その成果が認められRibbond社より感謝状をいただくことができました。
日本での代理店である株式会社モリムラ様をはじめ、関係各位の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。
残念ながら、この材料は健康保険には収載されておらず私費による治療となりますが
健康な歯を長期的に守るためには必要であると感じております。
当院ではダイレクトボンディング治療の際にこの材料を組み込む必要があると判断した場合は
患者様のご了承のもと術者判断で組み込ませていただいております。
料金に関しましてはダイレクトボンディングの料金範囲内とさせていただいております。
むし歯を除去した穴の大きさはそれぞれ異なり、大きいものから小さいものまであります。
大きい穴に無理に詰めてしまうと、薄くなった健康な歯質が割れてきてしまう可能性があり、そのような場合にRibbondを組み込むことで
長期的にも安全に積めることができるといったコンセプトです。
実際に当院で治療を行なったRibbondを使用したダイレクトボンディング症例も掲載しておりますので、ご確認ください。
もちろん、この材料や治療法に関する知識や技術がない中でただ単に組み込んでも成果は出ないと感じております。
科学的根拠に裏付けされた知識、技術のもと当院ではRibbondを使用したダイレクトボンディングを行なっております。
今後とも患者様に安心安全な治療を提供できるよう尽力してまいります。
北久里浜矯正歯科
歯科医師・歯学博士 林 明賢