オンライン講演
先日、オンライン講演を行いました。
私自身、オンラインでの講演は何度か行ったことがあるのですが
今回は会員数250名超えという大規模なスタディグループからのご依頼ということで大変光栄な機会をいただきました。
このスタディグループは20-40代の歯科医師が参加しており、幹部である先生方は国内屈指の知識、技術を持つ若手歯科医師によって構成されており
”日本の歯科医療を盛り上げよう”というコンセプトのもと、どの場所にいてもやる気があれば勉強ができるという現代にあった素晴らしい形で毎月勉強会を開催しているそうです。
今回は定例会という形で、1時間の講演をしてほしい。ということで代表の先生からお声がけいただきました。
題目の選定にはだいぶ悩みましたが、私自身、同世代でありこれからの時代を背負う歯科医師に伝えたいことは何かと考えた時に
自分が大学病院にて行なっていた研究から得た新しい知見を知ってもらい、若い世代から新しい考えを持って日々の臨床に取り入れてもらいたいと思い選定しました。
講演タイトルにもあるように、NCCLとは歯茎付近に位置する歯の硬組織が年月をかけて欠損してくる疾患のことでその原因や治し方は先生によってバラバラで
世界的に見ても基準となるガイドラインはありません。
残念ながら、欠損部分を闇雲に詰めてしまうことは一時的な対処療法にはなりますが、原因の除去ができない限りはさらなる欠損を生んでしまいます。
そこで、現代ではどのように対処するのがベストかということに焦点を当て解説を行いました。
とても嬉しいことに講演にはリアルタイムで約150人の方が参加してくださり、講演後も多くの質問をいただきました。
やはり、皆さん対処法には悩んでおり、私が今回話した内容が一つのヒントとなり患者様に還元されることを願っております。